2013年08月16日

稲刈りを直前にして、「すべりひゆ」はおいしかった。



なぎそ(長野県南木曽町)にて…
雑草といわれている野草を食す。

 「すべりひゆ」という植物(雑草だというのだが…)を
ご存じだろうか。

畑に生えていれば雑草として除去される「すべりひゆ」なのだが、
東北の日本海側では野菜として、あるいは惣菜として
売り場に並んでいるのだという。

 「すべりひゆ」の葉は、涙の形をしていて、実際、
涙がほとばしったかのように枝茎に散りばめられている。

続く熱暑の中で、いよいよ「か細くなった土壌の水」の配分に
苦慮する野菜たちをいたわるかのように…、
あっけなく蒸発していくはずの水を、精一杯貯蔵している
「すべりひゆ」の葉は、みるからに…、いまにも
ほとばしらんばかりの潤いを健気(けなげ)に擁している。
しかも、この子らは凛としていてえんてんかにおいても気品を
漂わしている。


この「すべりひゆ」に渇きを癒されるべく、おひたしにして…、
あるいは、天日干ししてきんぴらにして食そうと思うのであった。

そこで、この日はおひたしにして食べてみたのだが…、
「うまい!」
大盛りふた皿がたちまち空いてしまうほど食感も、味もいい。

普段食べるホウレンソウや、小松菜のおひたしと並べられたら、
私はまず「すべりひゆ」から食べるだろう。

 雑草といわれるけれど、たとえばヨモギはヨモギもち等にして
昔から食べられてきたし、天ぷらにして食べたっておいしい。

正月7日に食される七草にも普段、雑草といわれている食材が
入っているが、畑や田んぼに自生する草々には、実は無駄なものは
一つもない。
おひたしや天ぷらにするだけではなく、
まとめて乳酸菌酵素飲料に仕立て上げれば、雑草と
いわれている植物すべてが有用植物であることがわかる。

 乳酸菌飲料になるだけではなく、ボディケア用として肌に
用いてみれば、その効力にびっくりすることになる。
シャンプーにも洗剤にも、車の洗浄にもワックスの代用にも
なる。
菜園で用いてみれば「手づくり有用微生物群」であることに
気づかされる。ようするに、EM菌は購入するものではないということに
気づかされるのである。

 さて、雑草扱いをされている「すべりひゆ」を食べながら思うことがある。

それは、人に荒らされた耕地に真っ先に生えてくるほど生命力旺盛な、
この「すべりひゆ」専用の畝(うね)を設けてみたらどうだろうか…。
私の食生活がまた豊かになるのだろうな。

そう思いながら最後のひと箸を口に運ぶのだった。

 雑草といわれている植物を、嫌われ者として扱うのではなく、
その長所に着眼するとき、無駄な存在はなにひとつとして
ないということに気づかされる…。

 本日は、「なぎそ」流水亭から四国の愛南町の農園に移動したのだが、
真っ先にあいさつに行ったのは、収穫を数日後に控えた「ホタルと白鷺と
野イチゴが印象深い4反歩の田んぼ」である。

 いよいよ刈り入れを数日後に控えたこの田んぼに思うことがある。
今年こそ、こしひかりをと思っていたら、他力本願でそれが
実現しているということだ。
こうしようと思ったら、もうすでにそうなっているということに感心してしまう。

他に6反歩と3反歩の圃場があるのだが、この2つの田んぼは今年から
人参とジャガイモの畑として転用しようと思ったのだった。

そして数日後には人参の作付が始まる。

実は、この2つの圃場が属している水がめは、枯渇状態にある。
もし、今年もこの2つの圃場を田んぼとして使っていたならば、周辺の
田んぼの稲は全滅していただろう。

周辺の田んぼの刈り入れはといえば、すでに終わったところが多い。
何者かが水を過不足なく配分したかのように、周辺の田んぼは見事なまでに
豊作である。

これってうれしい。ともに生きるものとしてすごく充実感がある。

そして、私たちGOPの田んぼにしても、私は、生まれて初めて意識を集中して
取り組んだ。真剣に取り組んだ??
たぶん。そのような気がしている…。(ムムム…

 さて、お盆が過ぎればそろ朝霧や、夕霧が似合いだす。
私だって、明日はくだんの稲たちにお礼を込めて、そして、
願いを込めて一本一本に…、朝に…夕に…「霧吹きをしておきたいもの」がある。

蛍が田んぼから飛び立っていったように…、
やがて今年の白鷺が田んぼから飛び立っていくように…、
もうすぐ稲たちが田んぼから飛び立っていくというときに…、
そのようなみんなと、悔いなき付き合いをしておきたい、と…。

この、地元愛南町の海で獲れた、獲れたてのタコと岩牡蠣(かき)と
釣り鯵(アジ)を食べながら、そう思うのであった。(爆

 ところで、なぎそ流水亭に差し入れてもらった、あの有名な「パパシュ」の
パン(水にも素材にもこだわった天然酵母のパン)を四国の愛南町の
農園へと大事に抱えて持ってきたのだが…。

明日来る友人たちが来る前に食べてしまいたい衝動に駆られる私の欲望は
何とかならないものなのだろうか。
まあ、一切れ・・・、あるいは二切れぐらいはゆるされるのではないか。
じっちゃんの名にかけて…。

助っ人で来るはずのお嬢さんは今日、すでに現地の海でシュノーケリングを
してキャンプをしているらしい。

大下
posted by 大下伸悦 at 22:57| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする